FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

活動レポート - 広報啓発事業

2022年12月23日

【12/9 オンライン(ZOOM)イベント】「カンボジアの学校に『栄養教育』を!」を開催しました

【12/9 オンライン(ZOOM)イベント】「カンボジアの学校に『栄養教育』を!」を開催しました

12月9日、FIDRは、子どもの栄養改善を目的とした「カンボジア栄養教育普及プロジェクト」に関するオンラインイベントを開催しました。カンボジア事務所に駐在する甲斐永里栄養専門家による活動報告、栄養と学校給食を専門とされる田中延子氏による発表とあわせ、甲斐専門家、田中氏によるパネルディスカッションが行われました。

甲斐専門家からは、カンボジアの学校で栄養教育が始まることになった経緯、これまでにFIDRがカンボジア教育省と共に進めてきた教科書づくりを主とする活動、全国で栄養教育が始まる2025年に向けた取り組みについて報告がありました。
直面した困難の一つは、活動が始まった3年前、教科書づくりを担う教育省の職員も栄養の知識を十分に持っていなかったこと。FIDRはまず栄養の基礎講座を行い、講座で栄養の知識を得た職員たちと、教科書の内容を議論しまとめ上げていきました。「時間がかかっても、将来、カンボジア人が自分たちで教科書改訂や人材育成を行えるように」という一貫した姿勢を貫いています。

田中氏の発表では、戦後の日本で、学校給食と栄養教育が子どもの栄養失調の回復に大いに貢献したことが紹介されました。また、他国の学校給食の実施例や日本の学校給食制度をもとに、学校給食を「福祉」としてではなく「教育」として行うことで、給食の質や子どもの栄養改善へのインパクトに大きな差が生じることをお話いただきました。

パネルディスカッションでは、モデレーターを支援事業部長の小山が務め、「カンボジアでどうしたら衛生的な環境を当たり前にしていけるか」、「栄養教育を広めてきた日本の経験や、カンボジアでの取り組み」などについて、ディスカッションが行われました。その中で田中氏より、「健康は、貧富にかかわらずすべての人にとっての幸せ。これは、人を幸せにできる有意義なプロジェクト」とFIDRの活動に対する評価をいただきました。

当日は60名超の方がご参加くださり、「日本で生まれ育った私には当たり前でも、世界ではそうでないことがたくさんあって驚きました。」「国を変えるプロジェクトへのゼロからの取り組みに感銘を受けました。」など感想が寄せられました。

※本イベント録画のアーカイブ配信は、以下のURLからご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y2mI5SLMuDU
(2022年3月末までの公開を予定)

※「カンボジアの学校に栄養教育を!」キャンペーンについては、特設サイトからもぜひご覧ください!
https://ei-yo.org/

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