ソントン食品株式会社様にて、FIDRの活動報告会を開催しました
6月11日、ソントン食品株式会社様にて、FIDRの活動報告会を開催しました。同社にはFIDR設立2年目より法人賛助会員としてご支援をいただいていることに加え、カンボジアやベトナムにおける子どもたちの健康・栄養改善の活動もお支えいただいています。昨年9月、社員2名がFIDRの事業地をご視察くださったことを機に、初めて社内でFIDRの活動報告をさせていただくこととなり、会場・オンライン合わせて120名を超える社員の方々がご参加くださいました。
報告会では、冒頭、石川社長が同社のご支援方針やご支援内容についてご紹介くださいました。そののち、FIDR事業地を訪問された社員のお二人が、現地での体験や学びを生き生きとお話くださいました。さらにお二人は、同社による長年の支援の成果や、栄養改善活動をご覧になった感想を社員の皆様に共有くださいました。
和やかな雰囲気の中、視察の経験を話す社員のお二方
カンボジアでは、学校での栄養教育導入により学齢期の子どもたちの栄養改善を目指す「栄養教育普及プロジェクト」を実施する小中学校を訪問されました。お二人は、「学校での熱烈な歓迎に驚いた」のが第一印象としつつ、「当社は、先生方が栄養の教授法を学ぶ研修ビデオの制作を支援した。ビデオの効果もあってか、先生方が堂々と栄養の授業を行うのを目の当たりにして、支援の必要性や重要性を改めて実感することが出来た」と語られました。
ベトナムについては、山岳地域に暮らす子どもの栄養改善のために、同社の支援で開発・運用されている「キッチンカー」の実演視察についてご報告くださいました。キッチンカーは、村々を巡る「調理実習車」です。炊飯器を活用して簡単に作れ、栄養豊富な炊き込みご飯の作り方を広めてきました。お二人は、現地のお母さん・子どもたちに交じって出来立ての炊き込みご飯を試食された感想を「美味しかった。キッチンカーが現地の方々の役に立っている場面を直接見ることができ、より愛着がわいた」と述べられました。
視察を通じて最も強く感じたこととして、「当たり前だと思っていたことが、本当は当たり前ではないのだと改めて感じた。帰国後は、黄色い募金箱(ヤマザキ「ラブ・ローフ」募金の募金箱)を見つけた際に、カンボジアやベトナムの子どもたちを思い浮かべながら募金をしている」、「FIDR の支援は現地の方々と何度も話し合い、現地の方々が自立できる最良のやり方を探り支援先を決定すると伺って、現地にすごく密着していると思った」などと話されました。
参加された社員の方々からは、「当社の社訓は ”世界の人々の健康と豊かな食文化の発展に貢献” だが、FIDRを通じて貢献できていることがわかり、明日からも頑張ろうという気持ちを持てた」、「FIDRの活動内容を理解でき、現地と人と話し合いながらよくしていく方針に感銘した」といった多くの感想が寄せられました。
ソントン食品株式会社の皆様、ありがとうございました。
会場参加の皆様と記念撮影