FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

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2017年06月22日 更新担当者:杉田

英語で話せるようになりたい!

英語で話せるようになりたい!

カンボジアのコンポンチュナン州で行われている農村開発プロジェクトでは、第二フェーズで培った経験をもとに、4月より第三フェーズとして、同州内で開発の取り組みが遅れている新たな地域でプロジェクトを展開しています。今回、そのチームのメンバーについて嬉しい出来事があったので、共有します。

当プロジェクトチームには、農業及び保健のバックグラウンドがあるフルタイム職員と、第二フェーズを行った地区出身のリーダーシップやファシリテーションスキルに優れた若い農家で、プロジェクトアシスタントとして現場の仕事をサポートしてくれているパートタイム職員がいます。前者のフルタイム職員は英語を話せるのに対し、後者のパートタイム職員は英語が話せません。彼らは以前からフルタイムの職員が日本人駐在員や訪問者たちと英語で話しているのを見て、「自分も話せるようになりたい」という強い憧れを持っていました。しかし、ここコンポンチュナン州では英語を学ぶ環境がほとんどなく、彼らの英語力をどうすれば養ってあげられるのか、私たちもずっと悩んでいました。

4月のある日、そんな悩みを持ちながらも、私たちは思い切って彼らに提案をしてみることにしました。

「みんな、英語を勉強してみたらどう?」

さて、どうなるかなぁと見守っていたところ、先日私の耳に朗報が届きました。

"彼らが英語を勉強し始めたらしい"

詳しく聞くと、毎日夕方に一時間、市の中心部にある学校で授業を受け始めたとのことでした。遠い村に住む職員の場合、バイク通学で片道40分以上かかるのですが、みんなで一緒に勉強しようと話し合い、通い始めたそうです。私は嬉しくなり、彼らの授業が終わる夕方18時頃、その学校に彼らの様子をみに行くことにしました。

授業を終えて教室からぞろぞろと出てくる生徒たちの中に、彼らはいました。
私の思いがけない登場に「どうしたの?どうしているのー!?」と驚いていました。まだまだ使い始めたばかりのまっさらな教科書を手に、「これを一冊勉強し終える頃には、日本からの訪問者と英語で話せるようになっていたいな。」と、はにかみながらも決意表明をしてくれました。

農業技術や保健衛生・栄養に関する知識だけでなく、優れたファシリテーションスキルやリーダーシップをもつ彼らが英語も話せるようになったとしたら、地域における貴重な人材として重宝されること間違いありません。

いつか彼らと英語で話せる日がくることを楽しみにしつつ、これからも彼らと共にプロジェクトを進めてまいります。

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