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70歳。竹かご愛が止まらない!

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小山直行

竹かごを作るヤクさん



もはや、カヨン族の伝統の竹かごをこの村で編めるのは今年70歳のホー・ヴァン・ヤクさんただ1人になってしまいました。ベトナム中部のクァンナム省バックチャーミー郡カオソン村。深い山の中に暮らすカヨン族にとって、何を持ち運ぶにも竹かごは無くてはならないものでした。近年、村まで舗装道路ができ、生活スタイルが徐々に変わるにつれ、竹かごを使う人たちは少なくなってきました。手間がかかる竹かご作りに携わる人も急速に減ってしまいました。

ヤクさんが竹かご作りを始めたのは12歳の時でした。「父がかご作りをしていたから、自分もやりたいと思って教わったんだよ。」
主に男性が背負って使う大きなかごは、複雑な工程で難しいようです。
細く割いた竹を編み上げていくのは集中力を要すると言います。
「ラタンを細く撚って底周りを留める部分をしっかり作ることが、肝心なのさ。」

今年11月、FIDRは「ベトナム中部発展型農村総合開発プロジェクト」の一環で、村からはるか遠くの首都ハノイで開催された地場産品のイベントでの実演にヤクさんに協力してもらいました。そこで目にしたのは、国内各地の少数民族による多彩なデザインやサイズの手作りのかご。
ヤクさんのハートに火がつきました。
「もっと良いかごを作らねば」

籠を編む手を休めることなく、ヤクさんは竹かご作りが面白くてたまらないと語ります。
「毎晩、床に入る前にも、かごのどこをどのように改善したらよいか考えてしまうんだ。」

最近、力を入れているのが、腰に着ける小型のかご。観光土産としても買ってもらえるからです。また、これまで作ったことのない女性向けのハンドバックにも挑戦しはじめました。

カヨン族の文化を守るために、そしてもっと多くの人たちに伝統の技術を知ってもらえるように、まだまだ自分が頑張らなければならないと意気盛んです。
そんなヤクさんに触発されて、村の若い女性たちの中にも関心を持ってくれる人たちが出てきました。

カオソン村ではヤクさんをはじめ、魅力あふれる人たちが皆さんのご来訪をお待ちしています。



カヨン族の伝統の竹かご



新作のハンドバッグを手にするFIDRフーン職員(左)

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