FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - ベトナム少数民族地域活性化のための観光開発

2013年12月09日

専門家によるカトゥー族の文化調査が行われました

専門家によるカトゥー族の文化調査が行われました

9月、ハノイにある国立民族博物館の副館長で、カトゥー族研究の第一人者であるルウ・フーン氏を招いて、カトゥー族の文化調査を行いました。約20年前に現地を調査されたフーン氏は、当時と比較して、「カトゥーの文化で消えつつあるもの」と「今でも残っているもの」を検証されました。

調査終了後に行われた報告会で、フーン氏は「グンハウス(集会所)や共同体の精神など、いくつかの文化や社会性は未だ残っている」「以前は、生計のほとんどを森から得ていたが、今は労働によって現金を得ることもできるようになり、生活・生計手段が多様化している」と発表されました。また「観光開発を始めてから、若者たちが観光客に提供するサービスとして伝統文化に触れる機会が増えている。このプロジェクトは、この地域の文化保護に確かに役に立っているようだ」との見解を示されました。

この報告会には多くのカトゥー族の人々が集まり、真剣なまなざしでフーン氏の話に耳を傾けていました。彼らにとって自分たちの文化を見直すよい機会になったようです。

この調査を基に、FIDRは住民自主グループとともにカトゥー族の文化保護活動を計画する予定です。

2013年08月08日

観光で夢が叶う日

観光で夢が叶う日

当プロジェクトでは、カトゥー族の住民が自主グループを結成し、プロジェクトのプログラムを分担して観光客をもてなしています。全村民で構成される「伝統舞踊とお茶・おやつによるおもてなし」グループは、お祭りのような賑わいで観光客をお迎えしており、この歓待ぶりがお客様にとても喜ばれています。

ある日、このグループのリーダーに、「これまでの収入をどのように使っているのか」を尋ねました。すると「全く手を付けないで、貯めている」という答えが返ってきました。理由を聞くと、こんな話を聞かせてくれました。

「私たちの村には、共通の夢があるの。『ヤヤダンス』は正月のお祝いに神さまへ水牛を捧げるための踊りなのだけど、うちの村はお金がないから、ここ数年は水牛抜きで踊りだけを神さまに捧げてたの。でも、お金をみんなで貯めて、来年こそは、水牛を捧げるお祝いがしたいのよ!」

ここでは観光がこの村の伝統文化の保護や活性化、そして「夢をかなえる力」に貢献しています。来年のお正月にはきっと、村民の夢が叶えられる日が来ていることでしょう。

2013年05月27日

ロゴマークとスローガンが完成!

ロゴマークとスローガンが完成!

当プロジェクトでは、カトゥー族によるツアー「カトゥーツーリズム」を効果的にアピールするために、ロゴマークとスローガンを作成しました。  多くのデザイン案から、カトゥー族の村の人や役所の人たちが約半年間にわたる検討と調整を重ねた結果、ロゴマークはカトゥー族の伝統織物の色彩からとった「黒・赤・白」 で、彼らの結束力の象徴である集会所(グンハウス)を模したデザインが選ばれました。これは「自分たちが受け継いできた美しい文化を守っていきたい」という志まで表現しています。

スローガン「Experience Colors of Cotu(英語版)」は、来訪者がカトゥー族の村で色とりどりに輝くような経験を得られることを約束したものとなって います。

このロゴとスローガン。これからツアーの広報や宣伝に、大いに活用していく予定です。

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