FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

スタッフブログ

2021年10月25日 更新担当者:ディナ・クンワール

ネパール最大のお祭り

ネパール最大のお祭り"ダサイン"

ナマステ。ネパール事務所のディナです。

ネパールでは、毎年9月から10月頃にかけての15日間(ネパール暦によって毎年日にちは異なり、今年は14日間)、「ダサイン」というネパール最大のお祭りが行われます。ダサインは、ドゥルガーという女神が水牛に姿を変えて、悪神であるアスラ(日本でいう阿修羅)と戦い、10日間の戦いの末に勝利したことを記念して、「善が悪に勝ったこと」を祝うヒンズー教徒のお祭りです。今日はダサイン祭りの過ごし方についてお伝えします。

ダサインは、(日本のお正月のように)家族でお祝いするお祭りです。外国や都市部に出稼ぎに行った人たちも帰省します。家族が一堂に集まって、贈り物を贈りあったり、ご馳走を食べたりして、家族の絆を深める大事な行事です。ネパール人はダサインの前になると、ドゥルガー女神を自宅に迎えるために、家を掃除して飾り付けたり、外壁を塗り替えたりします。また、新しい服を買うのも昔からの習わしです。

今年のダサインは10月7日から20日です。それぞれの日に名前があり、それぞれ違った儀式やお祝い行事が行われます。そのなかでも重要なのは、初日(ガタスタパナ)、7日目(フルパティ)、8日目(マハ・アスタミ)、9日目(マハ・ナワミ)と10日目(ヴィジャヤ・ダシャミ)です。

初日: 「鉢収め」の儀式を行う日です。家の中に設置された祭壇で大麦やトウモロコシなどを発芽させます。発芽した苗は、ジャマラといって、10日目の行事に使われます。

7日目: この日はバナナの茎、ジャマラ、リンゴの葉、サトウキビなど、ヒンドゥー教の9人の神様を表す植物が、国王の実家があったゴルカからカトマンズに運ばれ、お供えされる儀式が行われます。この儀式はネパール国が統一されたときから始まり、国全体がドゥルガー女神に守られているということを象徴しています。

8日目、9日目: ドゥルガー女神にヤギや水牛、鶏等の動物を捧げる日です。多くの人がこの日に、ドゥルガー女神を祭るヒンズー寺院にお参りに行き、健康と繁栄を祈ります。

10日目: ダサインのメインイベントで、家の最年長者が他の家族に対して、ジャマラを耳にかけ、ティカ(米粒、ヨーグルト、赤色の粉を混ぜたもの)をおでこにつけ、幸福や健康を祈ります。その後、みんなでご馳走を食べます。(ダサイン祭りで食べる料理はこちらでご紹介します

今年は、新型コロナウイルス対策の移動制限が緩和されたおかげで、多くの人が実家に帰って家族とお祭りを過ごすことができました。

2021年10月22日 更新担当者:リ・モラ

私が作った手作り教材を紹介します

私が作った手作り教材を紹介します

子どもたちが栄養について楽しみながら学べるよう、先生たちが簡単に作ることができる補助教材の作り方を指導しています。これまではカンボジア駐在の甲斐専門家がお手本を作ってくれましたが、最近、私も自分で材料を選んで作成してみました。

今回ご紹介したいのは、子どもが好きなお菓子や飲み物に、どのくらい砂糖や塩が含まれるかを見せる特製ボックスです。先生は横のレバーを動かして、砂糖や塩の量を示す赤い部分を上下させることができ、子どもたちはそれを当てて楽しむことができます。安く手に入りやすい材料で、カンボジア人の生活や考えに合うように作りました。これまで作ってみた一部の教材はすでに教育省の職員や栄養普及活動を行っている他の団体、若者グループに共有され、興味を示してくれました。今後も多くの子どもたちが栄養に興味をもってくれるよう、様々な取り組みを広げていきます!

2021年08月24日 更新担当者:大槻修子

 ロックダウン中に、野菜の差し入れ!?

ロックダウン中に、野菜の差し入れ!?

ただいま、ベトナム各地は「最強ロックダウン!」の真っ只中!特に、ホーチミンを中心とした南部ではコロナの拡大が続いている他、中部ダナンや北部ハノイ近郊でも、街中は厳しい制限下となっています。外出できない日々が続く中、最も難しいのは、毎日の食料や生活用品の確保です。ソフト・ロックダウン下では、食料や医薬品などの生活必需品の買い物と配送は可能でどうにか対応できるのですが、ハード・ロックダウンでは、外出が厳しく制限されるため、それらも容易ではなくなります。

ところが最近、愛すべきベトナムをさらに愛したくなるような出来事がありました。都市に居住する人々に対して、農村地域から野菜等の差し入れ!(寄付)がありました。驚いたことに、これは外国人でもベトナムの方も同じでした。
先週には、私たちが居住するアパートにも、農村地域や郡等から行政を通じて、キャベツやトマト等の野菜類の寄付がありました。大家さんから、「好きなのもっていって!農村からの差し入れだよ!」というメールが届いた時には、目がハート!
もちろん数には限りもありますし、謙虚にシェアすることも大切。でも、時折届く、農村からの応援メッセージに都市の人々も感謝感激の気持ちになります。これが、ベトナムの持つ最大の武器「結束力」でしょうか。今回も、見せていただきました。

2021年04月14日 更新担当者:チョムラウン

クメール正月の過ごし方

クメール正月の過ごし方

カンボジアのクメール正月は、毎年4 月中旬に祝われます。この日、カンボジアの人々は各地から、家族と新年を祝うために帰省します。クメール正月は3 日間で、今年は4 月14、15、16 日に行われます。
カンボジア栄養教育普及事業プロジェクトマネジャーのチョムラウンさんにクメール正月の過ごし方を伺いました。

【1日目:モハ・ソンクラン】
この日は、カンボジアでは新年の女神が舞い降りてくると考えられています。女神を迎えるために果物、花、ろうそく、お香をお供えします。女神は果物などを受け取る代わりに、一年間家族に幸福をもたらすとされています。

【2日目:ヴァラ・ヴァンナバット】
食事を準備し、僧侶にお供えします。僧侶にお供えをすることで、亡くなった先祖に食べ物を送ることができるとされています。お寺にお布施を渡すのも習わしです。お布施をすることで、来世は幸運になれるとされています。また、この日は親戚を訪ね、お金、食べ物、衣服を両親に渡したり、一緒にリゾート地を訪れたりします。

【3日目:バラ・ロン・サック】
仏像を洗い、家では両親や祖父母の体を清めます。これは、両親と祖父母への敬意を示すとともに、過去の過ちについて両親に許しを求めることを意味します。
稲作農業が盛んなカンボジアでは、4月はちょうど収穫を終えた農閑期です。クメール正月は来たる雨季の豊かな降雨を祈りながら、農作業で疲れた体を骨休めするという意味も込められています。今年は新型コロナウイルスの影響で、例年のように大人数で集まることが難しいですが、それぞれの場所でクメール正月を祝っています。

2021年04月13日 更新担当者:ディナ・クンワール

ネパールの色の祭り『ホーリー』

ネパールの色の祭り『ホーリー』

ホーリーはネパール暦11月の満月の日(今年は3月下旬)に祝う、ネパールの神聖なお祭りです。豊作祈願と春の訪れを祝うお祭りであり、悪魔払いの儀式でもあります。

ヒンドゥー教のユニークな祭りの一つですが、様々な年齢層、カースト、宗教の人々がお祝いします。鮮やかな色で彩られるホーリーは、私たちの生活に多くの良いことをもたらすとされています。

ホーリーの過ごし方は、地域や文化によって異なりますが、 一般的に、友人、家族、親戚、知らない人とも互いにカラフルな色の粉や水を掛け合います。その他にも、一緒に踊ったり、コンサートを楽しんだり、「バングー」と呼ばれる葉と花から作られたジュースを飲む習慣があります。 このように、ホーリーは色のお祭りであるとともに、人と人の親交を深める機会でもあります。

例年、カトマンズでは、多くの人が世界遺産にも登録されている旧市街地のバサンタプル広場等に集まって、ホーリーを楽しみます。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防止するためのネパール政府の要請に従い、自宅で祝う人たちもいました。一方で、新型コロナによる長い自粛生活を過ごしてきた人々が今年こそはと広場に集まって祝った様子が報道でも取り上げられました。

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