FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

ベトナム少数民族地域活性化のための観光開発

文化と自然に調和した観光で村おこし
2017年4月13日

松坂市の皆さんがプロジェクト地を訪問してくださいました

松坂市の皆さん。市を代表する「松坂木綿」を着用されてお越しくださいました

「ナムザン郡地域活性化支援」プロジェクトでは、地域の宝さがしが始まり、次々と住民グループが立ち上がってきています。そんな「宝さがし」に一役買ってくれているのが、ツアーに参加してくださっている観光客の皆さんでもあります。

2月には、「松坂木綿」で知られている三重県松坂市から、市の観光課の方をはじめとし、松坂木綿の織り手さんや販売店の皆様が、ナムザン郡の少数民族により結成された織り手グループのもとを訪れてくださり、カトゥー族、タリーン族によるそれぞれ独自の染色や織物の手法について体験されました。日本からの織物グループのツアーとのことで、当日はナムザン郡全体から、カトゥー族だけではなく、タリーン族さん達も集まり、まるでナムザン郡と松坂市の織物サミット!普段なかなか体験できない「異文化交流」を、お互い楽しんでいらっしゃいました。

国は違えど、さすがは織物の織り手さんたち。言葉は通じず、ジェスチャーを交わしながらでしたが活発なコミュニケーションを行っていました。織物のプロ同士の交流ということもあり、お互いに何かを感じる時間でもあったようです。

松坂市の皆さんがお帰りになられた後、ある女性がやや興奮気味に話し出しました。「ナムザン郡のカトゥー族をはじめ、タリーン族、ヴェー族さんも一緒になり、今後それぞれの独自の染色や織物をさらに向上していこう」。その場で話を聞いていた人たちも共感し、いつかはナムザン郡全体の織物ネットワークを立ち上げようという話にまで発展しました。

やはり少数民族の代表的なものは織物であると感じつつ、女性たちの行動の早さにも驚かされた日となりました。

2017年1月11日

ダナン市においてナムザン郡農産物の販売がスタートしました

ダナン市内にあるオーガニックショップの「カトゥー・ナムザン農産物」コーナー

2016年3月に完了した「ベトナム少数民族地域活性化のための観光開発」プロジェクトでは、「地域の宝もの探し」活動を通して数多くの商品価値のある品々が発掘されてきました。その後続事業である「ナムザン郡地域活性化支援」プロジェクトがナムザン郡を対象としていよいよ始まり、地域の特産品となる可能性のあるものの販売を試験的に始めました。

今回協力してくれたのは、ベトナム事務所があるダナン市にあるオーガニックショップ。経済がよくなるにつれ健康志向のベトナム人も増え、有機栽培など農薬を減らし環境や人に配慮して育てられた農産物は高価でも売れるようになり、市内にも有機野菜販売店が数多くみられるようになりました。

栽培方法なら大自然の中で育ったナムザン郡の農産物は無農薬で一級品!です。「カトゥー・ナムザン農産物」コーナーを設け、別のプロジェクトで普及をしている「SRI農法」で栽培された米10袋、山岳地の丘で自然栽培されている陸稲米10袋、そして自然栽培の豆30袋を店内に置かせてもらったところ・・・なんと即完売!すでに追加注文をいただいています。

幸先の良いスタートで、事業関係者もスタッフも次なる特産品探しに意欲的に取り組んでいます!

SRI農法で栽培された米、陸稲米、5種類の豆を試験販売しました