「ベトナム・ベンヤン社×愛知県東栄町」~プロジェクトを終えてもつながり続けるご縁 ①
2026年2月末の約1週間、FIDRベトナム事務所にてインターンとして参加させていただいた堀尾歩見です。普段は、愛知県の山間部にある北設楽郡東栄町にて、観光まちづくりに取り組んでいます。
2023年11月から2025年10月まで、愛知県東栄町とベトナム・ダナン市のベンヤン社による「日越地域学び合いプロジェクト」に参加していました。2024年11月には東栄町でベンヤン社の皆さんの視察を受け入れ、2025年2月にはベンヤン社を訪問し、FIDRが中部発展型農村総合開発で開発を支援する少数民族ツアーに参加しました。この学び合いプロジェクトで見えてきた“地域に即した観光まちづくり”の仕組みは、私にとって新たな発見の連続でした。
プロジェクトを終え約1年が経ち、「もう1度現地へ行きたい。ベンヤン社のみんなに会いたい!」という思いで、再び現地へ行くことにしました。
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ベトナム・ダナン市の空港に到着すると、目の前にはきらびやかな街の光とたくさんのバイク。「1人でベトナムに来たんだなあ」と実感しながらも、どこか落ち着かない気持ちでいました。
翌日、いよいよカトゥー族の村へ!しかし、昨年ベトナム中部では大規模な洪水が発生し、道路や家屋にも大きな被害が出ました。その影響で、FIDR職員の皆さんも約1年間この村を訪れることができませんでした。昨年の2月に東栄町チームが現地へ行ったのを最後にツアーも中断されていたため、今回のカトゥー族ツアーは村の皆さんにとっても1年ぶりの開催でした。
災害の影響が残るかなり険しい山道を車で3時間ほど走ってたどり着いたカトゥー族の村。現地に着くと、なんと涙を流しながら私を出迎えてくれた村の皆さん...! 1年ぶりに現地でみんなと再会できたとき、自然と出た言葉は「ただいま」でした。やっとここに帰ってきたんだなとしみじみ感じました。
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ダナン市の市街地では感じなかった「帰ってきた」という気持ち。それは一体どこから来るのだろう?そんなことを考えながら過ごした1週間でした。私なりにたどり着いた答えは、「“地域の暮らしを体験した”という経験があるかどうか」ということ。
少数民族ツアーでは、家庭料理、伝統的な織物、伝統的な舞踊など、カトゥー族のリアルな暮らしを体験したことで人々の営みに触れることができました。そして何より、家族のように迎えてくれる彼らのあたたかさを感じました。村の方々にとって、それらはあたりまえのことかもしれませんが、そんな「あたりまえ」を見つけられたときに、地域と個人とが強く結ばれるのではないかと感じました。
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カトゥー族の村での体験を経て、“旅”が“日常”へと変わっていく感覚がありました。そしてこの感覚こそが「観光まちづくり」において重要なのではないかと思います。