ネパールのメヘンディ~身体にあしらう装飾アート~
皆さんはネパールの「メヘンディ」を知っていますか?
ヘナという植物を原料とするインクで体に様々な模様を描くアートで、ネパールでは、結婚式や「シュワラン(ヒンドゥー教の聖なる月)」「ハルタリカ・ティージ(ヒンドゥー教のお祭り)」の際に、参加する女性が「幸福の象徴」として手や腕などにメヘンディを描く風習があります。結婚式ではプロに依頼するのが一般的ですが、参列者の中に上手な人がいればその人にお願いすることもあるようです。
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柄の種類も非常に幅広く、花や葉であったり、ヒンドゥー教の象の姿をした神様「ガネーシャ」であったり、結婚式では新郎が新婦を迎えに行く光景の絵を描くことも!FIDRネパール事務所スタッフのラスミ、ダヴィは、行事がない日も練習も兼ねてメヘンディを描くそうですが、「描く時に頭にいろんなデザインが浮かんでくるから、心のままに描く」と言っているそうです。
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そんな二人は、ネパール事務所長・杉田が時折依頼するほど、細かな模様もお手の物。その噂を聞きつけて、私も3月にネパールへ出張した際、メヘンディを描いてもらいました!
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私の手には、事務所アシスタントのラスミ、所長・杉田にはダヴィがそれぞれメヘンディを描いてくれました。
まずは手のひらから。花のレースのような模様を丁寧に、手際よく描いていきます。
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手のひらが終わったら指や手の甲も。
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20分ほどであっという間に描き終え、完成したのがこちら!
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このインクが付いた状態でしばらく乾かします。その後は洗ったりなどせず、インクが自然に剥がれるに任せます。
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乾くとぽろぽろとインクが剥がれ落ちます。.
描いたその日中には全てのインクが剥がれ落ち、翌日には手についたインクの色が一番濃くきれいなオレンジ・茶色で発色します。その後、1週間ほどかけて徐々に色が薄くなっていきます。
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ちなみに、現在は化学染料を混ぜたインクが広く使われていますが、昔は自然染料のみを使用していたため、調合によって色の出方が大きく違ったそうです。当時は発色が濃ければ濃いほど、「パートナーに愛されている証拠」とされていたとか…その名残りで、今でも夫婦や友人同士で「メヘンディの発色が薄い!私のこと愛してないの?!」とか、「おぉ、あなたはパートナーに愛されてるね~」など冗談のネタになるそうです。
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今回の出張では、FIDRの活動や関わる人々を知るだけでなく、メヘンディをはじめとする様々な文化や風習を実際に体験することができ、ネパールについての理解も深まりました。出張から帰国して、日常生活に戻るのが少し寂しく感じる時もありましたが、そんな時は左手のメヘンディを見ながら、ネパールでの記憶に思いを馳せるのでした…。
もしかしたらネパールでの結婚式やお祭りでメヘンディをする女性たちも、少しずつ薄くなっていく手や腕の模様を見て、華やかなお祝いの余韻に浸るのかもしれませんね。
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※メヘンディ体験の動画は↓の画像から