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家族と過ごすカンボジアのお正月

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#海外スタッフ

カンボジア事務所広報担当

アンナ

日本のみなさん、こんにちは!FIDRカンボジア事務所広報担当のアンナです。カンボジアでは毎年4月に新年を迎えます。今回はそのクメール正月の大切な意味や過ごし方についてご紹介します。私にとって、そして多くのカンボジアの人々にとって、クメール正月は家族への感謝を伝え、カンボジアの伝統を大切にする特別な時間です。

 

首都プノンペンで働く私にとって、4月中旬は一年の中で最も待ち遠しい時期です。クメール正月の休暇を使い、故郷のシェムリアップに帰って家族とともに新年を迎えます。今年も弟と一緒にバスで帰省しました。長時間の移動の末、久しぶりに再会した父の顔を見て、ほっとしました。母の手料理を囲むひとときは、子どもの頃の記憶や、家族のあたたかさを思い出させてくれます。

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母の手料理「チキンカレー・ライスヌードル」

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新年を迎える前には、家族で家の掃除や飾り付けを行います。これまでの一年の厄を払い、新たな年の幸せを迎えるための大切な習慣です。今年も家族総出で掃除し、幸運を願って星形のランタンを家の前に飾りました。また、市場で果物や花を買い、新年の守り神を迎えるためのお供え物を準備しました。

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幸運を願って飾る星形のランタン「コム・プカー」

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新年の守り神を迎えるためのお供え物

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クメール正月の三日間:私の過ごし方

一日目(モハ・ソンクラン)は、新年の守り神を迎える大切な日です。今年は午前10時58分にその時刻を迎え、家族そろって線香を焚き、祈りを捧げました。また、新年の習慣の一つとして、日頃の感謝の気持ちを込めて、両親にささやかなお金を手渡しました。

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二日目(ヴィラ・ヴァンナバット)は、家族への思いやりや絆に思いを巡らせる日です。この日は親戚が集まり、一緒に食事をしました。離れて暮らす親戚が一堂に会し、近況を語り合いながら笑い合う時間は、何にも代えがたいひとときです。

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三日目(バラ・ロン・サック)は、伝統的な儀式を通して感謝を伝える日です。夕方には、自宅で「スロング・プレア」という清めの儀式を行いました。香りのついた水をかけて両親の身体を洗うこの儀式は、幼い頃に両親が私たちを大切に育ててくれたことへのお返しでもあります。この儀式を通して、これまでの過ちを洗い流し、新しい一年の幸福を祈ります。

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帰省の最後には、両親とともにシェムリアップの中でも伝統的な暮らしや風景が色濃く残るプレアダック村を訪れました。ここはお正月になると多くの人でにぎわう場所で、人々の笑顔と郷土料理のいい匂いにあふれています。私はそこでパームケーキを買いました。私が子どもの頃、クメール正月が近づくと、母が家の裏にあるヤシの木から採った実を使ってパームケーキを作ってくれました。このお菓子は一年を通して作られますが、お正月に故郷で食べると、子どもの頃の記憶が思い出され、特別に感じられます。

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思い出の味、パームケーキ

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クメール正月は私たちカンボジア人にとって、家族との結びつきを再確認し、両親へ日頃の感謝を伝え、自分たちの文化を見つめ直す大切な時間です。社会が発展していく中でも、こうした伝統を次の世代へと受け継いでいくことが大切だと感じます。

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