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クメール正月の過ごし方

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チャムラウン

カンボジアのクメール正月は、毎年4 月中旬に祝われます。この日、カンボジアの人々は各地から、家族と新年を祝うために帰省します。クメール正月は3 日間で、今年は4 月14、15、16 日に行われます。
カンボジア栄養教育普及事業プロジェクトマネジャーのチャムラウンさんにクメール正月の過ごし方を伺いました。

【1日目:モハ・ソンクラン】
この日は、カンボジアでは新年の女神が舞い降りてくると考えられています。女神を迎えるために果物、花、ろうそく、お香をお供えします。女神は果物などを受け取る代わりに、一年間家族に幸福をもたらすとされています。

【2日目:ヴァラ・ヴァンナバット】
食事を準備し、僧侶にお供えします。僧侶にお供えをすることで、亡くなった先祖に食べ物を送ることができるとされています。お寺にお布施を渡すのも習わしです。お布施をすることで、来世は幸運になれるとされています。また、この日は親戚を訪ね、お金、食べ物、衣服を両親に渡したり、一緒にリゾート地を訪れたりします。

【3日目:バラ・ロン・サック】
仏像を洗い、家では両親や祖父母の体を清めます。これは、両親と祖父母への敬意を示すとともに、過去の過ちについて両親に許しを求めることを意味します。
稲作農業が盛んなカンボジアでは、4月はちょうど収穫を終えた農閑期です。クメール正月は来たる雨季の豊かな降雨を祈りながら、農作業で疲れた体を骨休めするという意味も込められています。今年は新型コロナウイルスの影響で、例年のように大人数で集まることが難しいですが、それぞれの場所でクメール正月を祝っています。

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