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ベトナムのテトの過ごし方

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ジュオン・ティ・トゥ・ラン

Chuc mung nam moi! 明けましておめでとうございます!
本日は、ベトナムで最も重要な祝祭日、テト正月についてご紹介いたします。テトはベトナム語でお正月を意味します。
テト正月は、どんなに忙しくても全国各地から実家に帰省し、家族と一緒に過ごします。親戚が集まり、1年間のことを振り返りながら、翌年への願いや希望を込めてお祝いするのが慣らわしです。
この期間は、街は国旗の色でとてもカラフルに染められます。大通りは何千もの色とりどりのライトで照らされ、公共施設はバナーや花で飾られます。市場にも色とりどりのお花が並べられます。

ベトナムでテト正月に食べられる料理
テト正月には、先祖への感謝を示すために「バインチュン」と「バインテット」という伝統的な料理を食べます。バインチュンとバインテットはもち米、緑豆、豚肉から作られ、バナナの木の葉に包まれ、10時間以上茹でて作られます。バインチュンは四角い形をしており、ベトナム北部で食べられます。一方で、バインテットは丸い形で、中南部で食べるものです。
ベトナム風ジャムとお菓子もこの時期によく食べられるものです。供物台に並べられるほか、来客者にも振る舞われます。スイカや向日葵の種が使われ、ショウガ、ニンジン、ココナッツ、カボチャ、トマト、蓮の実、ジャガイモ味等様々な種類のジャムがあります。この時期には、美味しいジャムを味わいながら、来訪者との会話を楽しむのが習わしです。

テトの過ごし方
テト初日は父方の祖父母の家を、2日目は母方の祖父母の家を、3日目は先生の家を訪ね、育ててくれた方々に敬意と感謝の気持ちを表すのが習わしです。また、人々はお寺等に行って、家族、親戚、友人の健康、幸運を祈ります。
フエ&ホイアンなどのユネスコの世界遺産に登録されている多くの観光地では、地元の人々や訪問者が無料入場でき、そこで様々な春の活動やお祭りを楽しむことができます。
しかし、今年のテト正月の数週間前に新型コロナウイルスの感染者が発見されたため、テト正月を祝う多くの行事に影響を及ぼしています。 私の故郷であるフエでは、行政は人々にお祭り、宗教儀式、忘年会、新年会等の集まりを制限し、テト期間中の移動を制限するよう呼びかけました。また、感染者がいた地域から帰省した人たちは、21日間の隔離を受けなければなりません。平和にテトを過ごせるように、心から願っています。

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