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どすこいっ

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小山


最近、カンボジアの街中でやたらと目につく看板がこれ。(写真はカンボジア東部の クラチェ州で撮影。)

大きな看板には仁王立ちの力士。その手にはこれまた巨大なアイロン。
そして吹き出しには"Free WiFi"の文字。

いったい何のお店?
ネットカフェ?それとも、ちゃんこ鍋屋・・・?
日本人ならずともこの看板は気になります。

実は、こちらの看板を掲げているのは、モダンランドリーというフランチャイズのクリーニング店。店の中には新しいドラム式の洗濯機が並んでいます。コインランドリーではなく、お店に洗濯物を預けて洗ってもらうタイプです。

かつてはカンボジアの街角にはいたるところに手描きの看板があり、しかもその絵が素朴(というか稚拙)で、そこに得も言われぬ味わいがあって見ていて楽しかったのですが、経済が発展するに従い、看板もコンピューターを使った洗練されたものになってきて、何か物足りなくなってきていました。

そうした中、この「お相撲さん看板」は久々にこの国の看板見物の楽しさを思い出させてくれました。明らかに合成写真ですが、いくら何でもアイロンが大きすぎます。そのアンバランスさが秀逸!しかも、Free WiFiってつぶやいているように見える・・・。いや、そもそも、こんな不機嫌な表情の看板ってどうなの?

カンボジアでクリーニング店というと、以前は個人経営の零細ビジネス代表といった存在でした。しかしこのモダンランドリーは、看板のインパクトで集客し、ネットも使えるサービスで、今では全国で200店を超える規模になっているとのこと。果たしてどれだけのお客さんがクリーニング店の無料インターネット接続を利用するのかは定かではありませんが、ともあれひとつのビジネスモデルとして成功していることは間違いなさそうです。

でも、実は本当に店の奥にお相撲さんがいて、大きなアイロンでせっせとアイロンがけしていたら...と私はつい想像してしまいます。ふんわり仕上げではなくて、ぺらっぺら仕上げになるでしょうね。きっと。

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