支援する
menu

栄養教育モデル校で、調理実習がはじまっています

カンボジア栄養教育普及プロジェクトを通じて、コンポンチャム州にある4つの栄養教育モデル校では、全国の学校に先駆けて、栄養の授業が実施されています。

 

モデル校では、授業で学んだ知識を実践する機会として調理実習の導入が進んでいます。調理実習では、ヘルシーな調理方法、基本的な調理技術、調理器具の正しい使い方を学びます。それだけでなく、リーダーシップやチームワーク、衛生意識といった、日々の生活に役立つ力も身につきます。

 

調理実習の開始まで

カンボジアでは、日本で言う家庭科の内容が社会科の中で教えられていますが、調理ができる設備がないため、調理実習は実施されてきませんでした。教科書には料理のレシピが掲載されるのみにとどまっていて、授業でもレシピをノートに書き写して終わりだったそうです。そこで、調理実習ができれば、家庭科の授業も実践的に行うことができ、学んだ栄養の知識の定着にも繋がると考え、モデル校で導入することになりました。教員も調理実習に参加した経験がなかったため、昨年11月、まずはモデル校の教員自身が調理実習を体験する研修をおこないました。教員たちは、少ない調味料でも十分に美味しい料理が出来上がることに驚く場面も。また研修は、子どもたちが実際におこなうのと同様にグループに分かれて実施したため、教員たちは、複数グループの子どもたちを同時に指導する難しさを体感し、シミュレーションをする場にもなりました。

f3ccdd27d2000e3f9255a7e3e2c48800-1781667452.jpg

調理実習研修に参加する教員たち。笑みが絶えませんでした

はじめての調理実習

12月からは、子どもたちの調理実習が始まりました。最初の調理実習で挑戦したのは、ゆで卵と野菜炒めづくり。教員たちは先の研修を受講した後、自ら練習をおこなっていたようで、スムーズに実習を進めることができました。

子どもたちは楽しんで調理に取り組み、「友達と料理をするのが楽しかった」「野菜が甘い!」と様々な発見につながるなど、調理実習は大好評でした。

156005c5baf40ff51a327f1c34f2975b-1781667493.jpg
家でお手伝いをしており調理に慣れている子も、そうでない子も、
楽しみながら協力し合って調理実習を体験しました。

日本からのサポート

この調理実習の導入を支援してくださったのが、法人賛助会員の株式会社ニップン様です。モデル校4校で調理実習に使用する器材を購入するためのご寄付をいただきました。

799bad5a3b514f096e69bbc4a7896cd9-1781667533.jpg

同社からの寄付で購入された調理器材の前での記念撮影

今年3月には、同社社員のお二人がコンポンチャム州を訪れ、調理実習を視察しました。モデル校の一つであるラヴィエテ小学校では、同社製品を使ってペペロンチーノの調理実演をしていただきました。多くの生徒がペペロンチーノを初めて食べ、おいしさに感動して何度もおかわりをしていました。ペペロンチーノに使われるニンニクやトウガラシはカンボジアの食卓でも馴染みのある食材であるため、生徒からは家庭でも作りたいという声が聞かれました。社員のお二人は、生徒たちが真剣に調理に取り組む姿や、出来上がった料理を笑顔で頬張る様子を見て、「私たちの会社の寄付が有効に活用されていて嬉しい」と感想を述べられました。

d0096ec6c83575373e3a21d129ff8fef-1781667555.jpg

ペペロンチーノ調理実演

調理実習での体験が、生徒たちにとって楽しい思い出となり、将来、少しでも健康的な食生活につながってくれることを願っています。

その他の活動レポート

  • カンボジア栄養教育普及

    栄養教育モデル校で、調理実習がはじまっています

    2026.06.17

    栄養教育モデル校で、調理実習がはじまっています

    カンボジア 栄養 教育 国際協力援助事業
  • カンボジア避難民緊急援助

    カンボジア避難民緊急援助報告(第2報)

    2026.06.10

    カンボジア避難民緊急援助報告(第2報)

    カンボジア 緊急援助事業