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保健ポスト職員を対象とした能力強化研修を行いました

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正しい歯磨き方法を見せる講師

歯医者の6割が首都に集中するネパールでは、地方在住者は歯医者を求めて車で10時間、ということも珍しくありません。住民にとって最も身近な医療機関である保健ポストは、専門性の高い治療はできないものの、人々の大切な歯を守るための「予防」と、高次医療施設への患者の紹介・搬送という2つの役割を担っています。しかし、保健ポストの職員はこれまで必要な知識を学ぶ機会がありませんでした。

この現状の改善を望む地域行政からの要請をうけ、8月に事業対象地の保健ポスト14か所の職員計30名を対象に、コミュニティにおける歯科診療研修を行いました。当分野を専門とする歯科医師を講師に迎え、よくある口と歯の病気や正しい歯磨き方法、重篤患者の紹介・搬送方法などを4日間にわたって学びました。

参加者の熱心さには講師陣も驚くほどで、研修後のテストは想像以上の好結果となり、全員で喜びを分かち合いました。FIDRは今年保健ポストに歯科セットを供与しました。また、今後保健ポストとともに子どもたちに向けた歯磨き講習を企画しています。地域住民の生活をより良いものとするため、これからもともに頑張っていきます。

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参加した保健ポスト職員も歯磨きを実践

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