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クァンナム省内の新たな10か所でコミュニティー・ベースド・ツーリズムが始動!

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専門家(左端)に、バインシンチャオ(水牛の角の粽)の作り方を教えるカトゥー族の女性たち

クァンナム省内にはカトゥー族をはじめ少数民族が多く住んでおり、独自の伝統文化や生活様式を大切にして暮らしています。FIDRはこのような特性を生かした地域開発として、コミュニティー・ベースド・ツーリズム(住民による住民のための地域に根差した観光開発。以下、CBT)に取り組んでいます。これは、少数民族の人たちが地域の資源や文化を生かした体験型の観光ツアーを開発、運営したり、お土産になる特産品をつくりだしたりすることで、自分たちの生活を守りつつ、収入を得て地域の発展につなげていこうというものです。

プロジェクト対象地であるクァンナム省の9つの郡では、様々な背景や歴史を持ついくつもの村や地域で「宝探し」を行いました。その結果、住民たちは、伝統的な食事、民族舞踊、手工芸、生活用具などが観光ツアーのアクティビティになりえると考え、それぞれのグループを作って、旅行者に紹介するための準備を進めてきました。
2023年3月中旬にはコロナ禍も下火になり、当プロジェクトの進捗視察のために訪越した専門家を「お客様」として、モニターツアーを行いました。今回訪問した5つの地域では、伝統舞踊の披露、地場の食材を使った食事の提供やその作り方の体験、村の中を散策しながら小動物を捕獲するわなや漁網などの作り方や使い方の紹介、伝統的な手工芸品である織物やアクセサリーなどの制作体験などが行われました。各グループは「これからCBTをやっていこう」という気概に溢れており、専門家からは「村人たちのもてなしたいという気持ちがよく伝わってきて、すでにツアーは非常に満足のできる内容になっている」とのお墨付きを頂きました。

 新しい10地域がお手本にし、視察や研修で訪れているのが、ナムザン郡のCBTです。FIDRが2012年~2015年に観光開発プロジェクトを実施した地域で、住民が観光協会を設立し、今では国内外から観光客が訪れる人気スポットとなっています。ベトナム国内のみならずASEANでもCBTのモデルとして表彰されました。
 今回専門家は、ナムザン郡のCBTにも参加しました。以前同じ地域を訪問したことのある専門家は「彼らがすでに多くの観光客を受け入れ、自信を持って自分たちの村の様子や生活・文化を紹介していることを確認できました。今やFIDRが一つひとつの活動を先導・推進しなくても、住民自主グループ同士が学びあったり、行政職員が活動を見に来たり、モニターツアーに参加した行政職員が発信したSNSを見て他のグループが研修ツアーを希望したりといった活動が“波及効果”として生まれており、ナムザンモデルがクァンナムモデルへと拡大する過程を着実に歩み始めていると思います」とコメントしました。

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カヤン族の女性にとっての「宝」はビーズのアクセサリー

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この男性にとっての「宝」は、小動物用のワナ。得意げに紹介してくれました

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