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岡山学芸館高校でオンライン授業を行いました

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1月11日、岡山学芸館高校のインターアクトクラブ・英語科の1・2年生の皆さんを対象に、オンライン授業を行いました。今回参加してくれた生徒の皆さんは、文化祭で募金活動を行い、募金の寄付先としてFIDRを選んでくださいました。そこで、オンライン授業では、寄付の使途となる「カンボジアの地方病院における医療支援」をテーマとし、活動地のクラチェ州病院と中継でつないで、FIDRのアリウン職員と、同病院で活動しているJICA海外協力隊の高松隊員がお話しました。

まずは今のカンボジアについて知ってもらうため、クイズや、首都プノンペンの街の様子を動画で紹介しました。その後、クラチェ州の村や学校の様子も紹介し、生活の違いや受けられる医療サービスの格差について説明しました。地方に住む人々も安心して適切な治療を受けられるよう、アリウン職員はFIDRがクラチェ州病院の衛生環境の改善や医師や看護師のスキルアップのための取り組みを行っていることを、看護師である高松隊員は、自身の経験を活かして看護サービスの改善に取り組んでいることを伝えました。

また、募金の使い道として、FIDRから「1.患者の治療に必要な医療器具」「2.病院環境を良くするための観葉植物や花壇」「3.プレイルームや待合室で使う子どもの本やおもちゃ」という3つの選択肢を提示し、生徒の皆さんに決定をお願いしました。

質疑応答ではたくさんの質問が寄せられ、オンライン授業の後にも、生徒の皆さんから「教科書や授業では習わない内容を学べた」、「私たちの募金で、カンボジアの医療を少しでも支えれるというのがとても嬉しかった」、「この活動はすごく地道で大変なものだと思うけど、皆さんが粘り強く活動を頑張ってくださっているからこそ良い変化が起きているのだと思った」など感想が聞かれました。

オンライン授業のあと、改めて募金の使い道について議論した生徒の皆さん。「お花は、器具を使う人だけでなく、花を見る多くの人を勇気づけることができる」「でも実際に痛みを感じている人への処置が肝心だ」など議論が展開された結果、1の医療器具を選択しました。話合いの中では「大事なのは、継続すること」という声もありました。今後生徒さん一人一人が自分たちにできる支援を考え、続けていってほしいと願っています。

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