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【第二報】カンボジアの農村部でコロナウイルス感染防止のキャンペーンを行いました

カンボジアでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大への対応のため、3月半ばから、段階的に学校の休校措置や入国制限がとられるようになりました。さらに4月10日以降は、国内で移動制限が課せられています。感染者数は、4月13日現在122人と発表されていますが、国内でのウイルス検査や治療の体制が十分には整っていないことから、感染の拡大が懸念されています。また、不確実な情報も拡散されており、多くの人々が不安をあおられています。

このような状況から、FIDRが農村部で行う「コンポンチュナン州農村開発プロジェクト」も、3月末より活動の一時停止を余儀なくされています。

「活動の一時停止」という苦渋の決断を下した3月下旬、これに伴い同州を離れることになるプロジェクト担当スタッフに残された時間は1日しかありませんでした。スタッフ全員の心の中には「プロジェクト地の人々のために、今、何ができるだろうか」という想いがありました。

3月の時点で、保健省と国際援助機関がCOVID-19の感染防止を目的とするポスターを共同制作していました。また、広く国民が情報を得るために活用しているFacebook、テレビ、ラジオからは情報が発信されていましたが、実際に村の人々に正確な情報が届いているかは確認されていませんでした。さらに、保健センター長への聞き取りで「州保健局から予防対策に関する指示はきていない」ということが分かっていました。

スタッフの意見が一致したのは、人々に正しい知識と“予防”という考え方が足りていない、という危機意識でした。人々は、ただただCOVID-19という未知なものを恐れるばかりで、拡散される不正確な情報に不安をあおられ、正しい情報かどうかを見極めることもできずただおびえている、という状態だったからです。
また、そもそも文字が読めなかったり、テレビを観ることができなかったり、携帯電話を持っていなかったりと、十分な情報が得られていない人々もいました。それらに加え、“予防”という観点をもつ人も少なく、感染を怖がりながらも、積極的に予防のためになにか行動を起こしている人はごく少数でした。

そこで、プロジェクトのカウンターパートである州保健局や保健行政区、保健センター、地区評議会のメンバーらと連絡をとって情報収集を行い、その結果、プロジェクト対象地の全5地区において、COVID-19の正しい情報と予防方法を広く周知することを目的とした”COVID-19予防キャンペーン”を展開することにしました。
当日はトゥクトゥクやトラクター、バイクに乗って地区評議員、村長、警察らとともに村を周りながら、拡声器を通じてCOVID-19について説明し、 “ただただ恐れるのではなく、積極的に予防していこう”というメッセージを、地区評議員らが自らの声で力強くコミュニティに呼びかけました。

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トゥクトゥク(カンボジアの三輪タクシー)に拡声器をつけて村を回り、予防の呼びかけ

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新型コロナウイルスに関する情報を読み上げる地区長

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自らマイクを持って住民に呼びかける地区評議員

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人目につきやすいところに予防方法について書かれたポスターを設置

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