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FIDRカフェを開催しました

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1月15日、今年度最後となるFIDRカフェを開催しました。

今回は、FIDRカンボジア事務所駐在員の佐伯職員が登場。「みて・考えて・語って・知って」というテーマで、写真を使ったワークショップ形式でこのように進められました。

① 現地で撮影された写真の中から、各自気になった写真を一枚選ぶ
② 写っている絵のみを頼りに、ノーヒントで現地で起こっている物語を想像する
③ 創作物語を全体でシェアする
④ 佐伯職員が実際の写真の背景について共有する

知識の吸収ではなく、参加したひとりひとりの想像力でひとつの世界を作り上げるワークショップ。
参加者皆さんの豊かな想像力で創作された物語は、どれも興味深いものがありました。

物語が実際の背景にどれほど近づけたか、はここでは重要ではありません。
国際協力の現場では、リアリティ(現実)とファンタジー(空想して想像する心)の狭間で誰もがもがいています。より良い生活を夢見る人々がいて、そこに寄り添いながら、こうなればいいなと目標を描いてプロジェクトを動かすスタッフがいます。情報や知識だけで現場で起こる物事を判断するのではなく、相手が置かれている立場や気持ち、そして飲み込んで言葉にされていない言葉を想像する力も大切ではないでしょうか。

この場に集まった一人ひとりが、写真の中の人物に起きている状況を想像し、寄り添って、そしてできあがった物語は、実際の現実をも超えるパワーを持つほど力強いものでした。そしてまた、「私なら『一緒に勉強しよう』とこの子に声をかけたい」など優しさにも溢れた世界観が会議室の中に作り出されました。最後に、このように想像するプロセスは現地に行くときっと役に立つ、と佐伯職員からメッセージがありました。

皆さんからは「写真を通してカンボジアを知ることができた」「『国際協力には想像力が必要』と聞いていましたが、こういうことか!と良く理解できました」というコメントがありました。

ご参加くださった皆さん、有難うございました!
次回のカフェは、4月開催予定です。
来年度もどうぞよろしくお願いします。

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