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村からの「恩返し」 ~学びの場へと進化した少数民族の村

長年FIDRが支援を続けてきたベトナム中部の少数民族の村々が、この春、大きな賑わいを見せています。

2月下旬から3月末にかけて、15回ほどの少数民族ツアーが開催され、200名以上の方々が、これまでベトナム中部発展型農村総合開発プロジェクトを通じて開発されてきたコミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)の村々を訪れました。

ツアーの多くは高校生や大学生が参加するスタディツアーで、村での生活体験や手工芸体験、伝統料理作り体験、自然の中でのアクティビティ、地域の人々との交流など、多彩なプログラムに参加していただきました。

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竹かご編みでコースターづくり体験

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強い日差しの下で、農家の一日体験

また、体験に参加するだけでなく、地域の暮らしや課題について、参加者と村の人々と話し合う機会もありました。

スタディツアーを催行した駒場東邦中学校・高等学校もその一つです。ツアー参加者の中学3年生・高校1年生(当時)の計35名は、訪問した村でさまざまな体験をしたあとに、村の「宝さがし」(村の人々が愛する村の特徴や資源を考える)を行いました。生徒の皆さんはツアーを振り返って、「織物、竹細工、コメ作り、…ここまで自然に触れ合うことのできる文化はなかなか見られないので貴重な経験になった」「現地ならではの素材と、作り上げる技術こそが、カトゥー族の宝だと思った」「カトゥー族とタイ族の皆さんの仲がよく、今の日本ではなかなか感じることのできない、集団で協力して生きていくということを感じられて良かった」という声を寄せてくださいました。

 

※駒場東邦中学校・高等学校の皆さんがスタディーツアーに参加された様子はこちら:

https://www.komabajh.toho-u.ac.jp/news/2026/20260418vet.html

(駒場東邦中学校・高等学校ホームページ)

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お客さんに民族の伝統織物について説明する少数民族の皆さん

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少数民族の伝統料理を作る体験

参加者の方々はツアーを通じて、村の人々が大切にしている文化や価値観に触れ、自然の中での学びや、教室で得られない気づきを得ることとなりました。


一連のスタディツアーを通じて私たちが感じたのは、これまで支援を受けてきた地域が、今では、次世代に学びの場を提供する存在になっているということです。まるで、これまでの支援への「恩返し」であるかのように、地域の人々が若者たちを温かく迎え入れ、その進化を支えています。

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今後も、訪れる人・受け入れる人の学びあいと交流が、持続可能な地域づくりと次世代の育成につながっていくことを願っています。

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