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ベトナムと日本の「地域づくりのための観光開発」の学びあいの成果を報告しました

2025826日、地域問題研究所(ちもんけん)の主催による「地域づくりのための観光開発」の経験共有および成果報告会が開催されました。FIDRが長年ベトナムで支援してきたベトナムダナン市ベンヤン社(旧クァンナム省ナムザン郡)と愛知県東栄町との交流・学び合いプログラムの活動を振り返り、その成果や今後の協力可能性について意見交換が行われました。当日、FIDRベトナム事務所の大槻所長が登壇し、学びあいの成果を報告しました。

このプログラムは、両地域が地域づくりや観光振興に関する知見を共有し合いながら、互いに学び合うことを目的に進められてきました。報告会では、これまでの研修や現地視察を通じて得た学びを、それぞれの地域でどのように取り入れているかについて、具体的な事例が紹介されました。

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両地域の住民がたくさん交流でき、多くの学びを得られました

(東栄町の視察団がベンヤン社を訪問した時の様子)

東栄町では、FIDRベトナム中部発展型農村総合開発で地域の魅力を再発見する取り組みとしておこなっている「宝探し」活動を各集落で導入し、住民自身が地域資源に目を向け、誇りを持って地域の宝を発見する動きが広がっています。また、東栄町は、お祭りを行っている地域の単位があり、それぞれの地区に個性があることから、地区別の観光ツアーを作りはじめています。一方、ベンヤン社では、東栄町から学んだ丁寧で温かいおもてなしの心や、観光協会の運営方法を参考にしながら、観光を通じた地域づくりの実践が進められています。

このような交流プログラムは、両地域が互いに学び合うだけでなく、観光を通じた地域づくりの推進にもつながっています。 今後もこの協力関係が継続し、さらに発展していくことが期待されます。

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