JICA教員研修プログラムの参加者を、少数民族の村にお迎えしました
2025年8月14日、JICA教員研修プログラムの一環として、九州から選抜された教員の皆さんを少数民族の村にお迎えしました。
JICA教員研修プログラムは、日本の教員が開発途上国を実際に訪問し、国際協力の現場を体験することで、開発途上国の現状や課題、日本との関わり方についての理解を深め、帰国後には国際理解教育・開発教育の推進に役立てることを目的とするプログラムです。参加者は約10日間にわたり海外研修を行い、視察や交流を通じて得た学びを教材や授業に生かすことが期待されています。
今回の研修視察では、教員10名に加え、JICA東京本部とJICAベトナム事務所の職員、合計16名がダナン市山岳地域に暮らしているムオン族とカヨン族のコミュニティを訪問しました。ダナン市街から車で約3時間をかけて到着した各村では、伝統ゴング(銅鑼)や伝統舞踊による歓迎を受け、参加者の方々は大変感動されていました。
先生方は各村で少数民族と様々なアクティビティを体験しました
その後、かご作りや酒造り、竹細工やビーズアクセサリー作りなどの生活体験に参加し、伝統料理も味わいながら、村の人々との交流を深めました。先生方は、少数民族の人々の団結力と心のこもったおもてなしに強い印象を受けた様子でした。
今回の視察を通じて、教員の皆さんは国際協力の現場を直接体験し、途上国、特にベトナムの現状や国際理解教育の重要性を改めて実感されたようです。今後、この貴重な学びが自分たちの学校で活かされることが期待されています。