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学校建設、いよいよ完成!

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屋根葺き工事まで終え、仕上げ作業に入ったアンナプルナ小学校

4月25日、ネパール大地震の発生から2年となります。

FIDRはまず、ダーディン郡で緊急援助活動を実施しました。その後、復興の段階に入り、同郡内で被害の大きかった5つの小学校を対象に本設の校舎建設に着手し、子どもたちの学習環境の回復に努めました。

当建設事業は2016年6月から開始しましたが、様々な原因のために工期は1年近くかかりました。

5つの小学校は山のふもとにあるダーディン郡の町から自動車がやっと1台通れる程の山道を1~2時間かけて辿り着く場所にあります。特に雨季に入ると、土砂崩れが発生することも多く、車での通行はより困難になります。

また、今回建設した校舎は山中の村にはこれまでほとんど見られなかった鉄筋コンクリート造り。現地では技術を持った建設作業員の確保が難しいため、カトマンズから派遣した技師により現場の作業員への技術指導も行い、設計通りの施工を実現しました。

こうした多くの困難がある中、地域の人々及び現地スタッフが協力し、各校とも完成が近づいてきました。今後仕上げ作業や教室内の備品設置を進めていきます。5校舎の中で、アンナプルナ小学校及びネワールパニ小学校が先陣を切って4月末に完成式典を催す運びとなりました。この話題につきましては追ってご報告します。

ダーディン郡の人々は子どもの教育に対する意識が高く、学校の再建には高い期待が寄せられていました。本事業により、FIDRと地域の人々が力を合わせた結果、子どもたちが震災前よりも快適な学習環境を迎える日がいよいよ間近となってきました。

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