FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - コンポンチュナン州農村開発

2013年12月02日

正しい養鶏技術が収入向上につながっています

正しい養鶏技術が収入向上につながっています

FIDRは農家の世帯収入向上のため、年2回、本格的な養鶏技術研修を行っています。プロジェクト開始時の調査では約75%の農家が鶏を飼っていたものの、庭に放し飼いの状態でほとんど世話をしておらず、収入を得ているのはそのうちの半数。その収入も一年間に平均36USドル(約360円)という状態でした。

9月に各村で行われた研修には計930名が参加し、鶏舎の作り方、飼料や衛生管理について学びました。アンドンプレン村のソムビエンさんは養鶏を始めて今年で丸2年。今回は篤農家として村での研修の補佐役を務めました。

「以前は全く収入がなかったけども、今では雛を含めて100羽近くに増え、300USドルほどの年収になっています」そんな彼の話を参加者は真剣なまなざしで聞いています。ソムビエンさんに続けと多くの農家が養鶏に取り組むことが期待されます。

2013年08月27日

地域住民どうしで学び、実践するSRI農法

地域住民どうしで学び、実践するSRI農法

カンボジアでは7月になると田植えの季節を迎えます。稲作面積の75%が雨水を利用して耕作が行われているカンボジアでは、農家たちは雨期の季節になると水が溜まる順番に低地から高地の水田へ苗を植えていきます。SRI農法を推進するFIDRでは今年も6月から7月にかけて稲作研修を実施しました。

地元で行われた研修にはあわせて910名の農家が参加しました。同じ村のよく知っている若者が講師になるため、疑問に思ったことを気軽に質問することができ、和気あいあいとした雰囲気で研修が進みます。

苗を数本まとめて無秩序に植える従来の農法に慣れている農家たちは、苗を定間隔で一本ずつ植えるSRI農法に戸惑いを覚え、導入に躊躇することもあるようです。そんな農家にとってSRI農法を実践する若い農家たちの水田が「良い見本」となります。

苗が育つ様子を実際に見て、自分たちもやってみようと思う農家が少なくなく、若い農家たちを中心に今年もSRI農法を実践する農家が増えていきそうです。

2013年05月27日

子どもたちの栄養改善に取り組むお母さんグループが誕生

子どもたちの栄養改善に取り組むお母さんグループが誕生

農村部における5歳未満児の慢性的な栄養失調の割合は4割にも及びます。子どもたちの栄養状態を改善することを目的に、当プロジェクトでは稲作や野菜栽培、養鶏などの技術改善を通して食料を安定的に確保するだけでなく、子どもの年齢に応じた栄養価の高い食事を与えることの大切さも伝えています。

この栄養改善で中心となる役割を果たすのが5歳未満の子どもを持つ母親たち。母乳から離乳食への移行が日本のようにスムースではなく、これが高い栄養失調率の原因のひとつとなっています。
そこでFIDRでは今年度より本格的に生後6か月から2歳までを対象とした食事に取り組むため、各村に3つほどの母親グループを形成しました。4月までに115組の母親グループができあがり、合計1649人のお母さんが子どもの栄養改善に取り組み始めました。

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