FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - コンポンチュナン州農村開発

2011年11月24日

深刻な洪水被害に見舞われたプロジェクト地

深刻な洪水被害に見舞われたプロジェクト地

稲の収穫を目前にした2011年10月、大規模な洪水がカンボジアを襲いました。死者は247名にのぼり、9万世帯が避難を余儀なくされています(2011年10月13日時点)。農作物にも深刻な被害が出ており、当プロジェクト地があるコンポンチュナン州ロレイアッピア郡及びボリボ郡全体では、トンレサップ川周辺を中心に作付面積の26%もの水田が冠水し、今年度の収穫が危ぶまれています。
稲作は住民の主たる収入源。対象村では、これまでFIDRの指導のもとSRI農法を取り入れ、収量を着実に増やしてきましたが、今回の洪水により大事に育ててきた稲が水没してしまっています。収穫前の10月は備蓄米が最も少ない時期です。加えて道路が水没しているため村は孤立しており、深刻な食糧不足に陥っています。FIDRは緊急に食糧支援を行いました。これからは、種もみの配給なども視野に入れ、住民たちに寄り添いながら必要な支援を行っていきます。
※カンボジア大洪水緊急援助に関して

2011年06月20日

新たな地域でのキックオフ

これまでロレイアッピア郡5村を対象としていた当プロジェクトが、4月より、ロレイアッピア郡内3地区25村、ボリボー郡内2地区14村に活動地を変え、規模も拡大して、新たな展開を迎えました。FIDRは、活動対象地域で新プロジェクトの説明会を開催しました。
説明会では、「最初は半信半疑で始めたけれど、一年目から収穫がぐんと増えました。FIDRのおかげで村は大きく変わったんです。」と、FIDRが支援したSRI農法1を積極的に取り入れた若者たち6名が、自らの体験を語ってくれました。
FIDRがこれまで活動してきた地域では、主食の米が半年以上不足する世帯の割合は、プロジェクト開始当時の27%から5%まで減少し、あわせて低栄養児の率も減少しています。新しい地域でのキックオフ。期待の声が多く聞かれました。

1 SRI農法・・・System Rice Intensificationの略。
発芽してから1~2週間の乳苗を広い間隔で1本ずつ植え、水田を時々乾燥させることで、苗同士で競争することなく丈夫に稲が育つようになる。こうして、水や肥料などの投入を減らして、より多くの収量を上げることが可能となる。

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