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観光都市ホイアンで「ザ・カトゥー・ナイト!」が開催されました

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最後には観光客と一緒にカトゥーダンスを楽しみました

ベトナム中部にある世界遺産の街ホイアンは、中部最大の都市ダナン市から近く、夏休みシーズンは日本からの観光客も多く訪れる人気の観光スポットです。このホイアンでベトナム中部山岳地域に暮らす少数民族「カトゥー族」の伝統文化を紹介するイベント「ザ・カトゥー・ナイト!」が6月から8月の間、月1回開催されています。

当イベントは官民連携協力活動の一つとして、クァンナム省文化・スポーツ・観光局が音頭を取り、省観光振興センター、世界的に著名な写真家であるMr. Rehahnが開いている「Precious Heritage Art Gallery Museum」、ホイアンの5つ星ホテルの「アナンタラ」、そしてFIDRが協働しています。2回目となった7月の開催では、ナムザン郡の北側に隣接し、ラオスとの国境地域にあるタイヤン(タイザン:ハノイ読み)郡のカトゥー族ダンサーズが登場しました。FIDRはイベントの実務責任を担い、カトゥー族の意見を取り纏めて行政とやり取りをするなど、彼らが舞台に立つまでの全工程を共にし、サポートしました。

FIDRは、2012年から4年間、ナムザン郡タビン社のカトゥー族と共に地域活性化のための観光開発事業を行いました。そのプロジェクト期間中の2013年から、タビン社のカトゥー族ダンサーズが毎年8月に開催される「ホイアン日本祭り」で踊りを披露し、観光客にも大変好評でした。本年は当イベント以外にダナンで開催された「日越交流フェスティバル」にも参加し、徐々に少数民族カトゥー族の認知度も向上してきました!

当日は伝統舞踊のほか、カトゥー織を始めとする伝統工芸品や本プロジェクト内で発掘・製作された商品も販売され、カトゥー族や彼らの居住地域、独自の伝統文化についてホイアンの人々や国内外からの多くの観光客に知ってもらう機会となりました。なお、当日の様子は多くのメディアにも取り上げられました。