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新商品が続々と開発されています

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新商品の品評会の様子

ナムザン郡では本プロジェクトを通して商品価値のある品々が開発されています。その中の一つにタヴァク(Ta Vac)を利用した商品があります。タヴァクはヤシ科の木で、ナムザン郡ではその果実の房から採れる汁を発酵させてダヴァク酒をつくる風習があります。FIDRはダナン市食品技術専門学校と協力し、このタヴァクの樹液を利用した、お酢とドレッシングを開発しました。

6月、プロジェクト管理をしているナムザン郡の事業管理委員会との会合で、これまでに開発された商品の試食および品評会が行われました。特に関心を集めたのはタヴァクの開発です。ナムザン郡の科学技術局の副局長は「これまでにもダヴァク酒の商品開発を試みたが、難しく成功しなかった。これは実に見事な成果だ」と試作品の完成を喜びました。

品質は良いものの、今後は保管期間を延ばす工夫や誰がどのように作成し、衛生管理を担っていくのか等、商品つくりの仕組みを強化していきます。まだまだ課題も多いものの、自治体も住民もやる気に溢れているので、今後が非常に楽しみです!

各地域で定期的に開催されている研修では初期段階からリーダーの育成に力を注ぎ、非常に積極的かつ情熱的なリーダーが育成されつつあります。今後も行われる宝探し・宝磨きのための研修に多くの住民が参加し、住民主体による地域おこしが進められることを願っています。