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ラダ・クリシュナ小学校 完成!

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ネパールでの初めてのFIDRプロジェクトであるラダ・クリシュナ小学校の校舎建設が完了し、10月19日に完成記念式典が行われました。

あざやかな青空のもと、地元の方々150名が参加した式典には、カマラ・ロッカ青少年・スポーツ省大臣をはじめとする来賓を迎え、 FIDRからは神長理事(元ネパール大使)と依知川職員が出席し、待望の校舎の完成をともに祝いました。

今年1月に着工し、8ヶ月の工事の末にできあがった3棟の校舎は計6室を備え、現在、1年生から4年生までの53名と保育園児・幼稚園児35名が明るく快適な教室で学んでいます。現地は標高約1,300mに位置するものの、乾季(10月~5月)には日中30度以上になるため、屋根を瓦にすることで、室内に熱気がこもらないようにし、扇風機も取り付けました。
また、ネパールでは地震の発生の可能性があることを考慮し、1棟を2室の小さな建物とすることで、一般的な大きな校舎より揺れに強い構造にしました。地震により万が一、屋根瓦が落下し児童に危害が及ぶ事態があってはならないため、屋根瓦落下防止ネットも付けました。

FIDRは校舎に加え、5室のトイレ、手洗い・水飲み場、フェンスも併せて設置しました。教室内の机、椅子、黒板は、村落開発委員会(※)や住民の寄付によって備えられました。また、FIDRの現地協力団体が植樹を行いました。
質が高く工夫にも富むラダ・クリシュナ小学校の新校舎は、周辺地域の学校建築のモデルとなることが期待されています。

※村落開発委員会:Village Development Committee ネパールにおける行政最小単位