FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - カンボジア小児外科支援

2013年12月02日

医療従事者たちが日本で得たもの

医療従事者たちが日本で得たもの

9月末から10月にかけて、NPH麻酔科のテップ・ソカ医師とキム・チャンタ看護師が来日しました。訪問の主な目的は、兵庫県で開催された日本小児麻酔学会での発表です。ソカ医師はカンボジアの小児麻酔の現状や地方病院での研修について、チャンタ看護師は現地の麻酔看護師の役割や課題について発表を行いました。

またふたりは、滞在期間中に関西および首都圏にある4つの小児病院を見学し、院内に配備された最新設備や施設の清潔さ、日本の医療従事者の勤勉さや誠実さに触れ、深く感心していました。

彼らが帰国後NPHで行った報告会では、部署間での連携や協力、患者に向き合って接していくことなど、お金をかけずに今の自分たちでできるところから改善していこうと呼びかけました。日本での経験が、カンボジアでの医療サービスの向上につながっています。

2013年06月20日

地方に小児麻酔の技術が浸透してきています

地方に小児麻酔の技術が浸透してきています

当プロジェクトで実施している「地方病院麻酔スタッフへの小児麻酔研修」の評価を、今年2月に行いました。研修成果が患者の治療にどの程度活かされているかを測るために、研修の修了生が勤務する、バタンバン州、スバイリエン州、ポイペト市の3つの地方病院を訪問して、業務の様子を観察しました。指導にあたっている国立小児病院(NPH)の麻酔医と、評価のために招いた日本人の小児麻酔医・蔵谷紀文氏が同行しました。

訪れた病院で、修了生たちが小児麻酔を行う様子を観察した蔵谷医師は「以前は小児麻酔技術の未熟さが小児外科手術の実施に大きな障害となっていたが、現在は安全な小児麻酔を提供できるようになっている」と評価しました。
当プロジェクトでは今後、新たな地方病医院麻酔スタッフに対する研修を継続すると同時に、修了生たちの技能の維持やアップデートのため、研修後の定期的なフォローアップも実施してまいります。

2013年03月01日

小児外科医がいない地方の患者を治療しました

小児外科医がいない地方の患者を治療しました

12月末、カンボジア南部のカンポット州に、国立小児病院(以下「NPH」)の外科医と麻酔医あわせて4名、そして地方病院の外科医11名が集まりました。地方病院の外科医はいずれも、FIDRが、NPHや国立医科大学と協力して実施している、小児外科研修の修了生または研修生です。
カンポット州の病院には、いまだ小児外科医が育っていません。今回医師たちが集まったのは、この州の小児外科の患者40人に、集中的に診断や手術を行うためでした。
研修を通して得た技術や知識を活かして、他州の小児外科患者の治療を行えるまでに成長した、地方病院の外科医たちに頼もしさを感じました。そして、日頃は別々の病院で働く彼らが、相互に学び合い、励まし合える「つながり」を築き、カンボジアにおける小児外科の発展を担って行ってくれることへの期待が高まりました。

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