FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

コントゥム省子どもの栄養改善

最貧困地、母と子どもに健康を

プロジェクトが挑む課題

コントゥム省は全国63省・市の中で、子どもの栄養不良率が最も高い地域のひとつとなっています。FIDRが2011年に現地で詳細な調査を行った結果、2歳未満の子どもの4人に1人が低体重であり、2人に1人は低身長であることが明らかとなり、とりわけ乳児が低栄養状態にあることが課題となっています。

その課題の背景にあるのは

ベトナムは近年大きな経済成長を遂げ、ハノイ、ホーチミンといった都市部には、高層ビル、工業団地が建設され、街の様子は大きく変貌しており、人々の生活水準も急速に向上しています。しかし、少数民族が多く暮らす山岳地域はそうした発展から取り残されており、貧困から抜け出すことが難しい状況です。その影響を特に受けるのが、子どもや女性です。

ベトナムの中部都市ダナンの南西に位置し、ラオス及びカンボジアと国境を分かつ高原地帯にあるコントゥム省は、これまで外国からの支援がほとんど及んでいなかった地域であり、住民は健康や栄養に関する知識が欠けており、地域の保健に携わる人材の能力も大幅に不足している状況です。このため、乳幼児は成長段階に応じた必要な栄養を得られず、病気にかかりやすい傾向にあります。

FIDRが目指すのは

ダックグレイ郡とダックトー郡で2歳未満の子どもの栄養状態を改善します。

プロジェクトの活動場所

コントゥム省ダックグレイ郡3社及びダックトー郡5社の36村

プロジェクトの効果を受ける人たち

直接受益者
・2郡8社の住民 約32,600人(7245世帯)
・2郡8社に住む2歳未満の子ども 約1,900人
間接受益者
・2郡全社の住民 約91,000人

現地で行う取り組み

1. 妊産婦、母親の栄養・衛生知識の向上:トレーニング、ネットワークの構築
2. 2歳未満児の食事の改善:料理教室の開催、家庭菜園の設置、養鶏普及
3. 衛生的な環境の整備:簡易トイレの設置、安全な水の供給体制の構築
4. 保健サービスの向上:村落保健員へのトレーニング、ワークショップ等の実施

活動の期間

2012年度〜2017年度

FIDRのアプローチの特色

FIDRが目指すのは栄養不良の子どもたちを減らすこと。プロジェクトでは主にお母さんたちに働きかけます。なぜなら、お母さんたちが正しい知識を持ち、それを確実に子どもの食事に反映させるようにするとともに、お母さんたちや村落保健員のネットワークを作ることが長期的な視点で最も効果的だと考えるからです。

プロジェクトの今