FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

FIDRの生い立ち

FIDRの生い立ち

FIDRが誕生したのは1990年4月。それは、東西冷戦構造の崩壊、湾岸戦争勃発といった世界情勢が大きく転換するできごとがおこった時期であり、開発途上国での飢餓の深刻化、難民流出、環境悪化といったさまざまな問題が発生した頃でした。

国際社会からは、世界経済にかつてない影響力をおよぼすようになった日本に対して、開発途上国への支援により貢献するべきであるとの期待が高まりました。日本の民間においても、積極的に海外へ支援の手を差し伸べようという気運が強まってきました。

こうした中で、山崎製パン株式会社の創業者である飯島藤十郎氏による3億円の寄付を主な基本財産とし、FIDRは外務省を主務官庁とする財団法人として発足しました。FIDRは、世界各地で活動する国際NGOワールド・ビジョンと手を携えつつ、開発途上国の課題に対して日本ならではのきめの細かい支援を実施することを目指して誕生しました。
賛助会員の会(1992年)賛助会員の会(1992年)

1990年、FIDRの活動は、バングラデシュやタイなどの国々での調査と、ワールド・ビジョンをはじめとする民間団体への助成でスタートを切りました。翌年にはイラクのクルド人難民とバングラデシュのサイクロン災害に対する緊急援助を実施。1994年から助成事業を公募制として、多数の団体とともに世界各地での社会開発プロジェクトを実現しました。(助成事業は2005年度に終了)

FIDR自らが実施するプロジェクトは1992年から始まりました。1996年には初の海外事務所をカンボジアに開設。以後、社会開発や緊急援助の活動を東南アジア、南アジア、日本国内で展開しています。

FIDRは1992年6月に、外務省より特定公益増進法人の認可を受け、以後継続して認可の更新を受けました。21世紀に入ると、公益法人制度改革が実施され、FIDRは2010年11月に内閣府を行政庁とする「公益財団法人」に移行しました。

フィリピン・アエタ族自立支援(1994年、2006年〜2008年)フィリピン・アエタ族自立支援
(1994年、2006年〜2008年)

FIDRの活動は常に法人と個人の賛助会員に支えられています。設立時には山崎製パンの取引先を中心とする25社、および172名の方々に賛助会員としてご協力いただきました。その後、各方面からご理解とご賛同を広げることができ、今日では法人賛助会員288法人、個人賛助会員は2,315名にまで増えました(2014年6月現在)。