FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - 中部山岳地域における食糧生産支援

2017年04月28日

情報のコンビニ「SRIステーション」

情報のコンビニ「SRIステーション」

FIDRは稲作の収量増を目的に、ベトナム中部山岳地域2省7郡において「SRI農法*」の普及に取り組んでいます。この度、プロジェクトを実施している7郡内の農業普及所に「SRIステーション」が誕生しました。

「SRIステーション」は、農家の人々がSRI農法や稲作に関する情報を手に入れたり、栽培に関する相談や技術的なアドバイスを受けたりすることができる場所として設立され、現在FIDRはそのための資料を準備しています。プロジェクトではこれまで様々な視聴覚教材(SRI農法に関するビデオ、普及用のポスターやパネル、SRI農法マニュアル、研修用パネルなど)を開発してきました。「SRIステーション」では、すでに政府が発行している教材に加え、プロジェクトで開発した教材を併せて管理し、SRI農法の普及に活用されることが期待されます。

また、普及活動に必要な知識や、教材の活用方法などについての研修も実施しています。対象となるのは、州や郡などの農業普及員だけではなく、一番農家の人々と近しく接することができる草の根レベルの農民リーダーたち。

「SRIステーション」という拠点があって、それを広める人材がコンビになることで、必要な情報が必要な人たちに確実に届くようになる体制づくりを目指します。

[キャプション]SRI普及のためにつくられた教材。「SRIステーション」に整備されています

*SRI(System of Rice Intensification)農法とは:
稲の品種改良や化学肥料や農薬に頼らずに、高い収穫を実現できる稲の栽培方法。発芽してから1?2週間の乳苗を広い間隔で1本ずつ植え、水田を時々乾燥させることで、苗どうしが競争することなく丈夫に稲が育つようになる。水や肥料などの投入を減らして、より多くの収量を上げることが可能となる。

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