12月14日(木)、ヤマザキ製パン従業員組合の本社支部で年末恒例のバザーが開催されました。FIDRは今年も支援対象地からの直送品を販売させていただきました。
今年で5回目になるバザー出店。「ベトナム少数民族手工芸支援プロジェクト」の事業地で製作されるカトゥー織は、1回目から販売しています。
「毎年どんどん上手になっていくねぇ」
「新商品のデザインも素敵ね」
「来年はもっと楽しみだわ」
毎年購入してくださっている方からは、ベトナムの女性たちの大きな励みとなる言葉をいただきました。
カトゥー織とならんで、昨年度から売り出したのが、東日本大震災の復興支援活動を行っている岩手県山田町の海の幸。今年は商品数も増え、「東京で見たことがない」「おいしそう」といっそう皆さんの関心を呼びました。
いくつもの出店者の中で、FIDRの販売コーナーが来場者の皆さんに分かりやすくアピールできたのは、ボランティアさんの制作による美しいパネルとパワーポイントのスライドショーのおかげでした。商品そのものの魅力とともに、買うことでカトゥー族の女性たちや山田町の被災地の方々の支援になることが伝わり、多くの方が購入してくださいました。
このバザーは、組合が全支部を挙げて毎年行う「歳末チャリティーキャンペーン」の募金活動の一環として、本社支部で開催されています。キャンペーンによる募金の一部はFIDRにご寄付いただいております。
2012年6月6日(水)、四日市市立大池中学校の生徒さん12名をFIDRの事務所にお迎えし、「東日本大震災緊急・復興支援」をテーマに話し合いました。
FIDRスタッフが被災地の状況とFIDRの支援活動を説明した上で、生徒の皆さんに支援する側・支援される側それぞれの立場になったと想定してグループワークをしてもらいました。「ニーズを把握することの大切さ」や「私たちにできること」について皆で楽しく考え、発表することを通じて、理解を深めることができたようです。
生徒の皆さんからは「現地の人たちが何を必要としているかを知ることが大切」、「現場の状況を知る・理解することが大切なのだと思いました」、「私たちが今できることはまず知ることからはじめて、書き損じ葉書の収集や募金などでも役立つ行動ができるんだということが分かりました」といった感想を語ってくれました。
5月22日(火)、FIDRは(特活)ワールド・ビジョン・ジャパンとともに、如水会館(東京都千代田区)において、事業報告会を開催しました。約280社の法人賛助会員ならびに評議員、理事、監事の方々に、東日本大震災に対するこれまでの緊急・復興支援活動を詳細にご報告しました。
当日は、岩手県大槌町の碇川町長もご参加くださり、被災した町の状況と今後の復興への展望についてご説明されるとともに、これまでの支援に対するお礼のお言葉をいただきました。
FIDRは、大槌町をはじめとする被災地への復興支援に引き続き取り組んで行くにあたり、来場された皆様からのご協力をお願いいたしました。