FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

プロジェクトの今 - カンボジア小児外科支援

2018年08月23日

クラチェでのインターンシップ

クラチェでのインターンシップ

こんにちは。僕は、東京外国語大学カンボジア語科三年生の竹内駿平と申します。7月30日よりFIDRのクラチェ州小児外科支援事業にインターンシップとして参加させていただいております。

ここクラチェ州はプノンペンから車で6時間程の距離で、とてものどかで過ごしやすく、夕方にはいつも美しい夕日が見えます。しかし、対照的にクラチェ州立病院の中では状況がめまぐるしく変わり、学ぶこと、考えることが尽きません。おかげで忙しく濃密な毎日が続き、今までを振り返ってみるとかなり長い時間が経ったように感じられます。

インターンシップ一週目はプロジェクト・マネージャーの佐伯さんが病院を巡りながら院内の問題を一つ一つ説明してくださいました。手術に必要な器具が不足していたり、麻酔の技術と経験が不足し、手術が行われなかったり、この病院の問題の数には驚かされるばかりです。中でも、目につくのは病院の衛生環境です。病院のトイレには苔が生え、病棟には悪臭が漂い、地面にはタバコの吸い殻、ガラス瓶の破片が飛び散っていました。数ある問題の中から焦点を絞りこみ、僕はこの四週間のインターンシップのテーマを病院内のゴミ問題の解決に設定することにしました。

今まで行ってきたこととしては、落ちているゴミの種類と処理方法を観察し、ゴミが散らかる原因を追求し、そしてそれぞれに対する解決策を考えました。現在考えている解決策は、ポイ捨て禁止を呼びかけるための分かりやすくて効果的なポスターの作成、喫煙所の設置、清掃スタッフおよび患者の意識への働きかけなどです。ゴミ箱の数が大きく不足しているわけでもない点や、ゴミ箱のすぐそばでゴミが散らばっている点を考慮し、問題の原因は物資の不足ではなく、患者および清掃スタッフの意識にあるのではないかと考えました。そのため、以上の解決策は患者、清掃スタッフの習慣、意識の変換に重きを置いたものにしました。残り二週間で実行できることには限りもありますが、計画をより具体的にし、できることを地道に実践していければと考えております。また、現在でもかなり多くのことを学ばせていただいておりますが、後悔のないようプロジェクト・チームのみなさんを見習いつつ、NGO事業への理解をより一層深めたいと思います。

竹内駿平

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